でも2社使うと料金高いよね?
他にデメリットがないか不安。
こんな疑問やお悩みはありませんか?
実はデュアルSIMは簡単に導入できてメリットが非常に多いのですが、難しくて素人には手が出せないイメージがあります。
なぜならデュアルSIMで調べると、DSDSやセルスタンバイ等の難しい専門用語ばかり出てくるため、初心者にはハードルが高いと勘違いされてしまうのです。
私は個人事業主として600台の中古スマホを販売し、またスマホ検定資格を生かしながら80組のスマホ料金削減をアドバイスしてきました。
つまり料金とスマホ端末、両方に精通しています。
この記事では「デュアルSIMのデメリット」を丁寧に解説いたします。
メリットや良くある疑問にもお答えしますので、デメリットの不安はこの記事だけで完全に解消できます。
結論はこの記事で「いますぐデュアルSIMにすべき」とわかります。
では解説します。
目次
デュアルSIMのデメリットは4個【解決可能】
デュアルSIMのデメリットは以下の4個ですが解決可能です。
2.2社分の通信料金がかかる
3.セルスタンバイの消費電力が大きい
4.eSIMは機種変更時の手続きが面倒
ではこれらについて解説します。
Micro SDカードスロットが使えない
Micro SDカードが使えないのはデメリットです。
デュアルSIMスマホは大きく分けて2つの種類があります。
その2種類とは
- タイプ1:SIMカード+SIMカード
- タイプ2:eSIM+SIMカード
です。
SDカードが使えないケースはタイプ1です。
実際に私の機種で見れば一目瞭然ですよ。
SIMカードを2枚入れるとMicro SDカードが入りません。
これが1つ目のデメリットです。
でも実はこれ簡単に解決出来ちゃいます。
最近はクラウドにデータ保存するのが主流です。
iPhoneならiCloudに、AndroidならGoogleドライブに。
しかも無料で15GB~無制限保存できるので十分です。
私はGoogleドライブとDropboxを使ってます。
Googleドライブは15GB、Dropboxは2TB無料で使えます。
もはやこれだけで十分すぎます。
数GBのSDカードなど”もはや不要”ですね。
2社分の通信料金がかかる
2社分の通信料金がかかるのが2つ目のデメリットです。
でもちょっと待ってください。
2社分払ったら本当に高いでしょうか?
具体的な費用で確認してみましょう。
私はいまデュアルSIM運用をしています。
UQ mobile (15GB)+LINEMO
(3GB)で計18GBです。
18GBをドコモで使う場合と比較してみます。
UQ mobile/LINEMO | ドコモ | |
月額料金 | UQ mobile:2,090円 LINEMO:990円 | 7,315円 |
トータル | 3,080円 | 7,315円 |
※UQは自宅セット割適用
18GBの容量だと、ドコモは私の運用の2倍以上の料金です。
ドコモはたった1社で2社の料金の倍以上です。
つまり2社分の通信料金は高くないんです。
繰り返しますが2社分の通信料金でも安いです。
安くするには少しだけコツがあります。
後でオススメの組み合わせをご提案しますね。
セルスタンバイの消費電力が大きい
セルスタンバイの消費電力が大きいのもデメリットです。
でも解決策は簡単なのであとで述べます。
ところでセルスタンバイってわかりますか?
スマホが常に通話回線の位置を探すと電力を消費します。
するとスマホの電池(バッテリー)を消耗します。
これで電池残量がなくなるのが問題なんです。
セルスタンバイ問題が起こる原因(仕組み)は
セルスタンバイの原因
というカラクリなんです。
つまりデータ回線(SMSなし)が原因です。
ですので実は対策も簡単なんです。
セルスタンバイを起こさないための対策は
セルスタンバイの対策
の2つをすればOKです。
実は解決方法も簡単ですよね(笑)
eSIMは機種変更時の手続きが面倒
最後のデメリットはeSIMの機種変更時の手続きです。
確かにSIMカードよりeSIMは少し面倒です。
なぜなら通信設定をスマホのICに書き込んでいるから。
eSIMでなくSIMカード時の機種変更は
SIMカードの機種変
と非常にわかりやすく簡単な手順です。
一方eSIMの場合の機種変更は
eSIMの機種変
と4段階です。
実は面倒だと思われがちですが、eSIMの場合はプロファイル再発行が追加されただけです。
しかもプロファイルはメールやQRコード発行で早いので、思いのほか簡単で楽なんです。
これで安心していただけたでしょうか?
デュアルSIMのデメリットは全て解決可能です。
つまり本当のデメリットはありません。
デュアルSIMのメリットは6個
実はデュアルSIMに本気のデメリットはありません。
加えて実はメリットは6個もあります。
メリット
2.通信障害発生時に正常なSIMで通信できる
3.海外旅行時に現地のSIMカードを使える
4.音声通話SIMとデータ専用SIMで使い分けができる
5.プライベートと仕事(副業)の使い分けができる
6.通信回線の状況によって使い分けができる
まさにお得満載!
では順にご説明していきます。
スマホ料金を節約できる
デュアルSIMで料金節約ができます。
さきほど載せた私のデュアルSIM例を再度出します。
UQ mobile (15GB)+LINEMO
(3GB)で計18GB使っています。
18GBをドコモで使う場合と比較してみます。
UQ mobile/LINEMO | ドコモ | |
月額料金 | UQ:2,090円 LINEMO:990円 | 7,315円 |
トータル | 3,080円 | 7,315円 |
※UQは自宅セット割適用
18GBを使うなら、ドコモは私の運用の2倍以上の料金です。
デュアルSIMで通信料は節約可能なんです!
つまり結論として
- 通信品質の良い格安SIMを契約し
- 必要なデータ量の分だけを
- 2つのプラン(SIM)で実現する
ができればデュアルSIMは料金節約になります。
通信障害発生時に正常なSIMで通信できる
通信障害時に正常なSIMが使えるのは超メリットです。
この理由だけで全員にデュアルSIMを勧めたい。
数カ月前auで通信障害が発生しましたね。
auはお詫びとして200円くらい返金してくれました。
あの時auやUQ mobileも通信不能になりました。
私はUQユーザーですが全く影響ありませんでした。
なぜならデュアルのLINEMOで家族に連絡できたからです。
私がおすすめする理由がこれです。
万が一の備えとして断然信頼できる対策がデュアルSIMなんです。
海外旅行時に現地のSIMカードを使える
海外旅行時に現地のSIMもデュアルですぐ使えます。
例えば海外でデータ量を超過してしまったら?
シングルSIMの人はそこでジ・エンドです。
準備はスマホをデュアルSIM対応機にするだけ。
それだけでこの不安は完全に解消できます。
フレキシブルにどこでもSIMが使えます。
音声通話SIMとデータ専用SIMで使い分けができる
デュアルSIMで音声とデータを別にできます。
実はこれで激的な節約をすることができます。
例えば以下の組み合わせなら激安です。
音声SIM+データSIMの例
ドコモで23GB使うなら7,315円かかります
つまり使い分けで激的に節約できるんです。
プライベートと仕事(副業)の使い分けができる
これもデュアルSIMの非常に大きなメリットです。
「プライベート & 仕事」
で回線(SIM)を分けても良いですし
「本業 & 副業」
で分けても良いですね!
デュアルSIM端末が出て便利になりました。
1つのスマホに2つの番号が持てるんです。
デュアルSIMの使い方は十人十色です。
通信回線の状況によって使い分けができる
これはさきほどの通信障害回避と似てます。
要はいつでも回線を切り替えできるんです。
通信障害でなくても切り替える意味はあります。
いつでもより繋がる回線を選べる、ということです。
この強みがあると心配が減りますね。
デュアルSIMにおすすめの最強の組み合わせ
基本的に最善の格安SIMを組み合わせればOKです。
最善の格安SIMとは
最善の格安SIM
3.運営会社の安定度が抜群
の3条件を満たしたSIMになります。
3GBが重要なのは全ユーザーの6割が3GB以下だからです。
更に詳しい理由はこちらの記事で解説してます。
参考【プロ厳選】格安SIMを選ぶときの最重要な3つの基準【完全保存版】
この基準を満たすのは実は4個だけです。
になります。
ahamo がないのは3GBプランがないから。
最強の組み合わせは上記から2つ選ぶこと。
その中でも私が個人的に「ベスト」と考えるのは
の組み合わせです。
UQ mobile の自宅セット割は家族全員割引。
一方、Y!mobileは2回線目以降割引なので家族全員は安くならないんです。
Y!mobileはUQに負けてますね。
ぜひこの組み合わせを参考にしてください。
その他デュアルSIMに関するQ&A
私はスマホ販売を行う中で色々なご質問をいただきます。
ここでは特に多いご質問5つをご紹介します。
iPhoneはデュアルSIMにしたらデメリットある?
これはSIMカードより機種変更が少し面倒なことです。
ですが実際は1つだけの手間の違いです。
eSIMでなくSIMカード時の機種変更は
SIMカードの機種変
の3段階です。
一方eSIMの場合の機種変更は
eSIMの機種変
と4段階です。
実はプロファイル発行が追加されただけです。
一見面倒に思いがちですが、そうでもないですね。
デュアルSIMはどっちのSIMに着信するの?
実はデュアルSIMの着信の方式は色々です。
デュアルSIM対応スマホには4つの方式があります。
以下をご覧ください。
✅DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)
待ち受けに出来るのは1つのSIMだけ
SIMの切り替えは手動(メリット少ない)
✅DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
以下DADAやDSDVの総称として使う
✅DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)
両方のSIMで待ち受け可能
一方で通話、もう一方で通信可能
✅DSDV(デュアルSIMデュアルVolTE)
一方でVolte通話、もう一方で4G通信可能
一般的にはDSDSが主流です。
つまり両方のSIMで着信できます。
スマホの機種ごとに変わるのでよく調べてくださいね。
デュアルSIMは片方だけオフにできるの?
結論は「できる場合とできない場合」があります。
どういうことかわかりますか?
さきほどデュアルSIMは4つ方式があると言いました。
DSSSでは片方をオフにしている状態です。
なぜなら片方しか待ち受けにできないので。
一方、DSDSでは片方をオフにできません。
両方が待ち受けになるからです。
片方オフだとデュアルの意味がないです。
それならスマホ2台持ちの方が良いですよ。
デュアルSIMに楽天モバイルを使うメリットはある?
結論は「メリットはなし」です。
以前は0円回線にできたので良かったですが。
まあ楽天経済圏にしたい方は止めませんが(^^;
なぜメリットがないか?それは
楽天のデメリット
(大都市圏では比較的良いが)
という致命的な欠点があるからです。
楽天が悪い訳ではありません。
限られたプラチナバンドを国から貰えなかったからです。
私も数カ月前に電波悪いので解約しています。
結局デュアルSIMも普通の回線です。
電波・通信状態が悪ければ使えないです(^^;
デュアルSIMにおすすめのAndroidスマホは?
最近のiPhoneはデュアルSIMに対応しています。
ですが、Androidはあまり情報がないですよね。
そこで私が歴代使ったスマホを中心にご紹介します。
格安な機種を3つ選びましたのでご参考に!
「デュアルSIMにデメリットはある?」のまとめ
今回の記事のまとめは以下です。
- Micro SDカードスロットが使えない
- 2社分の通信料金がかかる
- セルスタンバイの消費電力が大きい
- eSIMは機種変更時の手続きが面倒
2.デュアルSIMのメリットは6個
- スマホ料金を節約できる
- 通信障害発生時に正常なSIMで通信できる
- 海外旅行時に現地のSIMカードを使える
- 音声通話SIMとデータ専用SIMで使い分けができる
- プライベートと仕事(副業)の使い分けができる
- 通信回線の状況によって使い分けができる
3.デュアルSIMにおすすめの最強の組み合わせ
4.その他デュアルSIMに関するQ&A
- iPhoneはデュアルSIMにしたらデメリットある?
- デュアルSIMはどっちのSIMに着信するの?
- デュアルSIMは片方だけオフにできるの?
- デュアルSIMに楽天モバイルを使うメリットはある?
- デュアルSIMにおすすめのAndroidスマホは?
という内容について詳しく解説してきました。
本日の内容でわかりにくい点があればいつでも気軽に質問してください!
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