LINEMOと楽天モバイルどっちが良い?
専門家に徹底比較して欲しい
こんな疑問やお悩みはありませんか?
実は同じように見える格安SIMでも、性能や手数料、サービスの充実度やキャンペーンなど各社ごとに全く違う特徴をもっています。
なぜなら質の悪さを価格の安さでカバーしたり、逆に全ての性能を総合的に上げたり、各社ごとに回線品質への取り組み姿勢が全く違うからです。
私は個人事業主として600台の中古スマホを販売し、またスマホ検定資格を生かしながら80組のスマホ料金削減をアドバイスしてきました。
つまり料金とスマホ端末、両方に精通しています。
この記事では「LINEMOと楽天モバイルの違い」を丁寧に解説いたします。
この記事を読むだけで、LINEMOと楽天モバイルの違いやそれぞれのメリットが全てわかります。
結論はこの記事で「メイン回線はLINEMO、楽天もサブ回線ならオススメ」という結論をお伝えします。
では解説します。
目次
業界誌・WEBメディアでの受賞履歴
LINEMOも楽天モバイルもWEBメディア等から受賞されています。
回線品質や速度、といった一定の基準で競った結果です。
ではまずLINEMO の受賞履歴からです。
(参考:J.D. パワー 2021年携帯電話サービス顧客満足度調査)
どんな賞かと言うと
- 各種費用
- サービスメニュー
- 手続き・サポート対応
の3つの視点でオンライン部門でトップです。
一方、楽天モバイル の受賞歴こちらです。
(参考:楽天モバイル受賞歴、大手4キャリア調査結果)
1つ目が「乗り換え先No.1」。
2020年12月以降に出た新プランで一番多く契約したプラン(総務省調査)です。
もう一つの受賞が大手4キャリア総合満足度1位。
これはドコモ、au、ソフトバンク、楽天の中で満足度1位ということですね。
と楽天モバイルはメリットだらけに見えますね。
ですが楽天は大きな弱点を抱えています。
「大手4キャリア総合満足度1位のページ」を見てみると
大手4キャリア | 繋がりやすさ(電波の強さ) |
ドコモ | 71.0点 |
au | 69.1点 |
ソフトバンク | 67.8点 |
楽天モバイル | 66.9点 |
と大手4社で楽天は最下位です。
そうなんです、楽天は「電波がつながりにくい」弱点があります。
原因は楽天だけ屋内で繋がりやすいプラチナバンドがないからです。
各社の受賞歴を見ました。
格安SIMを選ぶときの最重要事項は「回線品質が良いこと」です。
その点で、プロの格安SIMコンサルとしては、総合力でLINEMO が優勢だと判断します。
様々な諸費用の比較
まずは契約に関わる諸費用を比較します。
結論は、LINEMO、楽天モバイルで差はなくすごくお得です。
(価格は税込みです)
項目 | LINEMO | 楽天モバイル |
初期費用 | 0円 | 0円 |
SIMカード手配料 | 0円 | 0円 |
SIMサイズ変更手数料 再発行手数料 | 0円 | 0円 |
月額料無料期間 | なし | なし |
最低利用期間 | なし | なし |
解約違約金 | 0円 | 0円 |
MNP転出料金 | 0円 | 0円 |
LINEMO、楽天モバイルともに諸費用は0円で同じです。
様々な諸費用に関してはLINEMO も楽天モバイル
もともに0円でお得です。
月額料金&通話料金の比較
では月額料金、音声通話料金の比較をしてみます。
(価格は税込みです)
項目 | LINEMO | 楽天モバイル |
音声SIM料金 | 3GB:990円/月 20GB:2,728円/月 | 3GBまで:1,078円 20GB:2,178円 無制限:3,278円 |
データ通信SIM料金 | ― | ― |
eSIM | 3GB:990円/月 20GB:2,728円/月 | 3GBまで:1,078円 20GB:2,178円 無制限:3,278円 |
大容量(20GB以上) | スマホプラン 20GB:2,728円/月 | 20GB:2,178円 無制限:3,278円 |
国内通話料金 | 22円/30秒 ※1年間5分無料 | 税22円/30秒 ※Rakuten Linkで無料 |
データ繰り越し | なし(毎月1日リセット) | あり(31日間) |
データ容量最重要の3GBはLINEMOが少し安いです。
なぜ3GBが重要かと言えば全スマホユーザーの6割が3GB以下だからです。
詳しくは以下の記事で書いています。
fa-arrow-circle-right参考【プロ厳選】格安SIMを選ぶときの最重要な3つの基準【完全保存版】
楽天モバイル では無制限3,278円があります。
ですが、実際無制限まで使えるのは都市圏の一部地域に限られそうです。
私は神奈川県ですが、やはり楽天モバイル は屋内でたびたび途切れます。
通話料に関しては両社ともに22円/30秒です。
LINEMOは1年間5分間の通話タダですが、楽天はもっと凄いです!
Rakuten Linkアプリから通話するとずっと通話料0円です。
速度・料金・会社の実績を合わせた「コスパが良い回線」を選ぶのが格安SIMの鉄則です。
メイン回線は最重要の回線品質が良いLINEMO が圧倒的にオススメです。
が、通話用サブとして楽天モバイル も良い選択肢です。
速度の比較
では次の通信速度の比較をしてみます。
速度データは場所や時間帯で変わるので絶対的なデータではないので参考です。
項目 | LINEMO | 楽天モバイル |
速度制限 | 300kbps(ミニプラン) 1Mbps(スマホプラン) | 国内:1Mbps 海外:128kbps |
バースト転送機能 | なし | 不明 |
通信速度 | 下記に測定結果 | 下記に測定結果 |
楽天モバイルにバースト機能があるかわかりませんでした。
また、両者ともに速度制限時も1Mbpsと高速なのは便利です。
youtube動画も500kbpsでOKなのでLINEMOはほぼ速度制限なし状態かも。
まずLINEMO の速度測定結果です(私が計測)。
1日通して最低5Mbpsは出ており非常に早いです。
更に混雑する昼時でも15Mbpsという高速動作ができています。
次に楽天モバイル の速度測定結果です(これも私が計測)。
前提条件として、楽天は窓枠に設置して電波が入る場所で測定しました。
部屋の中心部ではアンテナが不安定だったためです。
電波が入る状態であれば昼でも5Mbps以上がでています。
1日を通しての平均速度は
- LINEMO:18Mbps
- 楽天モバイル:12Mbps
でLINEMOの勝利という結果でした。
ちゃんと電波がつながるなら楽天も良い回線だと思います。
ですが、私自身も体験しSNSや評価サイトの評判通り、楽天の通信品質は良くないです。
(参考:価格ドットコム_楽天モバイルの評判)
なので総合的な性能で考えて、LINEMO が圧勝です。
オプション&割引を比較
次にオプションと割引関連を比較してみます。
(価格は税込みです)
項目 | LINEMO | 楽天モバイル |
固定回線割引 | ― | ― |
家族割 | ― | ― |
容量追加オプション | 550円/1GB | 税550円/1GB(パートナーエリア) |
かけ放題サービス | 通話準定額550円/月 ※1年間無料 通話定額1,650円/月 | かけ放題無料(Rakuten Link) 10分かけ放題1100円 |
容量シェア | ― | ― |
こちらも両社でほぼ差のない結果になりました。
かけ放題はLINEMOが1年間無料ですが、楽天もRakuten Linkを使えば無料です。
私が格安SIMにとっての最重要3条件
- 回線品質
- 3GB容量の安さ
- 運営会社の実績・安定度
を下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご参考にどうぞ。
fa-arrow-circle-right参考【プロ厳選】格安SIMを選ぶときの最重要な3つの基準【完全保存版】
オプションや割引では、ひとまずLINEMO と楽天モバイル
は互角ですね。
独自サービスを比較
では次にそれぞれの独自サービスを比較してみます。
(価格は税込みです)
項目 | LINEMO | 楽天モバイル |
故障時の端末補償 | 持込端末保証 with AppleCare Services (950円~) | 故障紛失保証 with AppleCare Services(715円/月~) スマホ交換保証プラス (715円/月~) |
カウントフリー | LINEギガフリー LINE MUSIC6カ月無料 LINEスタンププレミアム無料 | ― |
子供向け安全フィルター | あんしんフィルター(iOS) ファミリーリンク(Android) 共に無料 | あんしんコントロール by i-フィルター330円/1台 |
端末セット販売 | ― | あり |
独自サービスの展開ではLINEMO の勝利です。
故障時の端末補償は両社ともに対応していますね。
大きな違いは2点です。
まずはLINEMOにはカウントフリーがあること。
カウントフリーは楽天モバイルと画期的に違うポイントです!
あと子供用の安心フィルターは両社とも対応なのは良いですね。
でもLINEMOが無料に対し、楽天モバイルは有料です。
うちは子供が2人なので660円。もし4人なら1,320円ですね。
あとLINEMOでは端末セット販売がありません。
ですが逆に言えば自分で好きな端末を選べるということです。
端末代含めてこんな激安運用もできるのでぜひ参考に。
fa-arrow-circle-right参考iPhone端末代+LINEMOミニプラン(3GB/990円)を総額8,490円で始める方法
fa-arrow-circle-right参考Android端末代+LINEMOミニプラン(3GB/990円)を総額5,390円で始める方法
申し込み方法&サポート体制を比較
では最後に申し込み方法とサポート体制の比較をしてみましょう。
(価格は税込みです)
項目 | LINEMO | 楽天モバイル |
申し込み方法 | 1.Webサイトで申しむ | 1.Webサイトで申しむ 2.店舗 - 楽天モバイル - 家電量販店 |
サポート窓口 | チャット Q&A | チャット 電話サポート 店舗 |
決済 | クレジットカード (デビットカード可) 口座振替 ソフトバンク払い | クレジットカード (デビットカード可) 口座振替 楽天ポイント |
支払い名義 | ご本人名義のみ | 契約者本人名義以外OK (その方の本人確認も必須) |
回線名義変更 | 譲渡、名義変更不可 (支払者のみ変更も不可) 改姓/改名/承継は受け付け | 改姓:0円 家族間譲渡:込3,300円 第三者譲渡:込3,300円 承継:込3,300円 |
大きな違いは2点で、まず申し込み方法です。
LINEMOではネット手続きなのに対し、楽天モバイルは店頭申し込みができます。
ネット契約に不慣れな方は店舗契約が安心するかもしれませんね。
もう一つの違いは、名義変更に関する対応の違いです。
いままでの振り返りも含め、回線品質重視なら断然LINEMO ですね。
一方、通話用途でサブとして楽天モバイル を持つのもアリです。
LINEMO はネット手続きのみですが15分で簡単終わります。
下記の記事でさっと見れるのでぜひご参考に
fa-arrow-circle-right参考LINEMO申し込み方法を画像と図解で詳しく教えます【新規&乗り換え】
fa-arrow-circle-right参考LINEMO SIMが届いた後の初期設定のやり方【画像で丁寧に解説】
LINEMOと楽天モバイルの併用はメリットあるか?
結論はメリットはあります。
さきほどお伝えしたように
という使い方なら併用はオススメです。
楽天のデメリットは電波が悪いこと。
楽天は2022年7月で0円維持ができなくなりました。
ですが通話用途ならまだ需要はありますね。
「LINEMOと楽天モバイルを徹底比較」のまとめ
今回はLINEMOと楽天モバイルを比較しました。
比較した観点は以下になります。
2.様々な諸費用を比較
3.月額料金&通話料金を比較
となります。
様々な比較をした結果、総合的にはLINEMO が勝利です。
残念ながら楽天モバイル は回線品質に不安が残ります(参考:価格ドットコム_楽天モバイルの評判)。
もし使うなら通話専用の0円サブ回線がオススメです(私も使ってます)。
維持費0円の詳しい方法は下記記事を参考に!
fa-arrow-circle-right参考【契約費&維持費0円】楽天モバイルは優秀な通話料金0円回線になります
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